„Japan through Romanian Eyes/ Japonia prin ochii românilor” - ルーマニア人作家による日本短編集『チパングからの手紙(Scrisori din Cipangu)』(2016年トレイ出版) 出版10周年記念イベント

ルーマニア文化会館東京支部(ICR)は、2026年4月3日(金)18:00より、在日ルーマニア大使館において、2016年にトレイ出版より刊行されルーマニア人作家の短編集『チパングからの手紙:ルーマニア人作家による日本の物語』(Scrisori din Cipangu: Povestiri japoneze de autori români;ダン・ペルジョヴィスキ挿絵)の出版10周年を記念した著者トークイベントを開催いたします。短編集にはGeorge Moise, Mirona Bengescu, Maria Grăjdian, Irina Holca, Elena Lulea Kase, Alexandra Mustăţea, Raluca Nagy, Roman Paşca, Monica Tamaş, Carmen Săpunaru Tămaş, Sabina Yamamoto, Horea Sibişteanu, Deea Avram, Radu Lecaの作品が収録されています。 

「チパング(ジパング)」——今日では想像上の土地を連想させるこの響きは、かつてヨーロッパにおいて使われていた、日本を指す最初の呼称です。本作の序文にある通り、「この短編集に寄稿した14人の作家の誰も、日本を訪れた最初のルーマニア人ではありません。しかし、彼らは皆、探索の感動を味わい、それを誰かに伝えたいという衝動に駆られました。こうして誕生したのが『チパングからの手紙』です。ここに描かれているのは、旅行記という狭い枠に収まった現実の日本ではなく、極めて個人的な日本です。あいちトリエンナーレの期間中に制作されたダン・ペルジョヴィスキによる挿絵は、21編の物語に寄り添い、目に見える形で、別の視点からの日本の物語を象徴しています」。

本イベントには、収録作品の著者14名のうち、以下の9名が参加します。

· Irina Holcaイリナ・ホルカ:作家、翻訳家、東京外国語大学准教授(日本文学)。トークのモデレーターを担当。

· Radu Lecaラドゥ・レカ:作家、香港浸会大学講師(日本文化)。

· Alexandra Mustățeaアレクサンドラ・ムスタツェア:作家、神田外語大学講師(日本思想史)。

· Raluca Nagyラルカ・ナギ:作家、人類学者。2018年にネミラ出版より初の小説『白鳥の海の中の一頭の馬』を刊行。「ソフィア・ナデジデ」女性文学新人賞および「オブセルバトール・クルトゥラル」誌の新人賞を受賞。2作目の小説『16歳から18歳のテオ』(ネミラ出版、2021年)は、2022年欧州連合文学賞のルーマニア代表候補にノミネート。オンライン参加。

· Roman Pașcaロマン・パシュカ:作家、翻訳家、秋田大学准教授(日本哲学)

· Carmen Săpunaru Tămașカルメン・サプナル・タマシ:作家、兵庫県立大学教授(日本人類学)

· Horea Sibișteanuホレア・シビシュテアヌ:作家。2004年に短編集『7番目の命』(プシヘルプ出版)でデビュー。2作目の短編集『フェティッシュ』は2019年5月にネミラ出版の「n’autor」コレクションより刊行。2022年、同コレクションより小説『手を伸ばして、ティベリウス』を出版。オンライン参加。

· Monica Tamașモニカ・タマシ:作家、翻訳家、比較文学・日本現代文学専門家。ヒペリオン大学講師。オンライン参加。

· Sabina Yamamotoサビナ・ヤマモト:作家。2023年にヴェラント出版より刊行された小説『家にはもう誰もいない』で、2024年「オブセルバトール・クルトゥラル」誌の新人賞を受賞。オンライン参加。


本イベントは、イリナ・ホルカ氏がモデレーターを務めるプロジェクトの第1弾です。当企画は、日本に居住、もしくは日本の文化・芸術等の分野で卓越した活動を行うルーマニア出身者たちが、いかに日本の文化を吸収し、実践しているかを、ルーマニア、日本、そして国際的なオーディエンスに紹介することを目的としています。

対面およびオンラインでの対話を重ねるシリーズを通じ、日本の文明・文化・芸術に深く浸り、その理解、吸収、そして文化的・専門的な昇華を通じて日本で活躍するルーマニア出身の人々を結びつけます。

対談イベントは、2026年4月3日、6月13日、7月11日に、在日ルーマニア大使館およびオンラインにて開催されます。

詳細はICR東京のFacebookページ(https://www.facebook.com/ICR.Tokyo)およびICR公式サイト(www.icr.ro/tokyo)をご覧ください。